97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 20:34:49 ID:l0hOw2rS0
灰原「何をそんなに喜んでいるの、工藤君?」 

コナン「あ、いや…なんでかわからねーが、なんだかとっても嬉しくなっちまってよ!」 

灰原「そう。理由も無いのに喜ぶなんて、変ね」 

コナン「そうそう!まるで無駄にエネルギーを使って、何かの強制力によって喜ばせられたというか…」 

コナン「無駄に…喜ばせられた…?」ハッ 

灰原「工藤君を無駄に喜ばせるスイッチを押したら、そうなったのね」 

コナン「ちっくしょおおおおおぉぉっ!!!」ダッ 

灰原「号泣しながらどこに行くの?」 

コナン「博士の家に決まってんだろ!!!!」 















その頃の肛門科。 

快斗「イテテテ…。ひでえ目に遭ったぜ」 

快斗(こうなったのも、あのキチガイ博士のせいだ!元に戻してもらわねーと、白馬が一生ウゼェ!)

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 20:37:04 ID:l0hOw2rS0
ピンポン!ピンポン!ピンポン! 

コナン「博士!博士!」 

ドンドンドンッ! 

コナン(返事がねえ…) 

コナン(おっ、鍵が開いてるぞ?) 

ガチャッ 

オレが室内へ足を踏み入れて、最初に見たもの…それは! 

コナン「なんてこった…。博士が…」 

血まみれになった阿笠博士と、返り血を浴びた怪盗キッドだった。 

雪のように白いマントは、鮮血で深紅に染まり、夕日に映えたその姿は…怪人赤マントのようだった。 

怪盗キッド「よう、名探偵」 

コナン「何してんだ怪盗キッド!やめろおおぉ!人を傷つけねーのが、オメーのポリシーだろうが!」 

怪盗キッド「こんな奴人間じゃねえ!こいつのせいで、オレは…!オレの尻は!」 

コナン「尻?まさかオメーも…」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 20:39:23 ID:l0hOw2rS0
阿笠「ま、待つんじゃ…怪盗キッド」 

コナン「生きてたのかよ博士」 

怪盗キッド「まだ殴り足りなかったようだな」パキッポキッ 

阿笠「待てと言っておるだろう!この世界を元に戻す方法があるぞい!!」 

コナン・怪盗キッド「マジか!?」 

阿笠「マジじゃ」 

怪盗キッド「そんな方法があるなら早く言えよ!」 

阿笠「言おうとしたら、お前が有無を言わさず殴り倒したんじゃろう」 

コナン「そんなこたあいいから、元に戻す方法を早く教えろよ!」 

阿笠「コレを押すのじゃ!!」 

コナン・怪盗キッド「それは…?」 

阿笠「“怪盗キッドを無駄に喜ばせるスイッチ”じゃあああ!」 

コナン「」

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 20:41:51 ID:l0hOw2rS0
怪盗キッド「オレを無駄に喜ばせるスイッチって?」 

灰原「私から説明するわ」 

コナン「灰原!?」 

灰原「怪盗キッドを無駄に喜ばせるスイッチはマイレージ制になっているのよ」 

怪盗キッド「どういう事だ…?」 

灰原「腐女子を喜ばせるスイッチNEOを一回押すごとにマイルが加算されて、一定のマイルが貯まると怪盗キッドを無駄に喜ばせるスイッチを押せるという仕組みになっているの」 

コナン(なんかこのやり取り、すげーデジャヴュなんだが) 

怪盗キッド「よしわかった!腐女子を喜ばせるスイッチNEOを押して、マイルを貯めればいいんだな?」 

コナン「騙されるな怪盗キッドオオオオォォォォォォ!」 

コナン(ここはサッカーボールでスイッチを吹っ飛ばすぞ!) 

オレはボール射出ベルトからサッカーボールを取り出し、キック力増強シューズのスイッチを回して、その足で思い切りサッカーボールを蹴った!

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 20:43:52 ID:l0hOw2rS0
しかしサッカーボールは間に合わず、怪盗キッドは腐女子スイッチを押してしまった。 

そして一歩遅れて到着したサッカーボールが、怪盗キッドの顔面にめり込んだ。 

グシャッ… 

怪盗キッド「ぐはあああ!何すんだ!痛えじゃねーか!!」 

コナン「クッ、間に合わなかったか!」 

灰原「ボール射出ベルトがどうのこうの言ってた時点で、もう腐女子スイッチを押していたわよ」 

怪盗キッド「ったくよお…。ところでマイルはどんくらい貯まったんだ?」 

【目標値:15000 現在のマイル数:10】シャコーン 

怪盗キッド「10しか貯まってねーぞ」 

灰原「ボーナスマイルを貯めるには、スイッチを押した直後に腐女子を喜ばせる行動をするのが一番よ」 

怪盗キッド「バカバカしい。はあ、こいつらに付き合ってると疲れる…」 

灰原「疲れた時には甘い物が一番よ。はい、どうぞ」 

怪盗キッド「チョコレート?おっ、気が利くじゃねーか」モクモグ

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 20:45:05 ID:EEnnbwW80
そのチョコってもしや…

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 20:45:12 ID:ptEyK0F00
フラグ

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 20:45:58 ID:l0hOw2rS0
灰原「疲れが取れるように特性の薬を入れておいたわ」 

コナン「おい灰原。なんでオレの後ろに隠れながら喋るんだよ」 

怪盗キッド「何の薬だ?」 

灰原「媚薬よ。飲んだ後に初めて見た相手を、好きになってしまうという…よくあるアレよ」 

コナン「バーロ!テメェー!何食わせてんだああああ!!」 

怪盗キッド「フッ、お嬢さん。この天下の怪盗キッドが、こんな物に惑わされるとでも?」 

灰原「おかしいわね…。媚薬がまったく効いていないみたい」 

怪盗キッド「それではおいとまさせていただきます」 

コナン「帰るのか」ホッ 

怪盗キッド「では行きましょう、名探偵!二人の愛の巣へ!」 

コナン「しっかり効いてんじゃねーか!やめろおおお!抱き上げるなああああ!」 

灰原「やっぱり私の研究は間違っていなかったようね」 

阿笠「哀君もなかなかやるのう。ところで哀君は新一受けなのか?」

119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 20:47:59 ID:l0hOw2rS0
灰原「受けっていうか、工藤君が悲惨な目に遭って泣き喚いているところが見られればそれでいいわ」 

阿笠「歪んだ愛情じゃのう」 

コナン「ふざけんな灰原!オレの肛門がそろそろ崩壊しちまうだろ!」 

灰原「そう言われればそうね。じゃあ工藤君、コレを使って」 

そう言って渡されたのは、APTX4869の解毒薬だった。 

コナン「工藤新一に戻ってどうしろって言うんだよ」 

灰原「大人の身体に戻れば、ヤりたい放題よ」 

コナン「そ、そうだな…。工藤新一に戻れば、逃げるのも可能なはず!サンキュー灰原!」 

灰原「意図しない方向で感謝されてるけど、どういたしまして」 

怪盗キッド「それでは行きますよ!」 

コナン「どこに行く気だ!降ろせえええええええええ!!」 

灰原「工藤君をお姫様抱っこしながら、ハンググライダーを操作するのもお手の物よね」 

阿笠「スイッチを押したせいかのう」 

コナン「この間からおかしいと思ったら、灰原が連打したせいかあああああああ!!!」

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 20:50:32 ID:l0hOw2rS0
オレは怪盗キッドに連れられて、とある一軒家にやって来た。 

コナン「ここが怪盗キッドのアジトか!こんなに庶民的な上に、しかも住宅地のど真ん中にアジトがあるなんて誰も気づかねーだろうな。木を隠すには森とはよく言ったもんだぜ」 

快斗(やべえ…。単にオレの家に帰って来ただけなのに、すっげえ評価されてる) 

ガチャッ 

快斗「ただいまー。あれ?母さんいねーの?」 

コナン「なんで怪盗キッドの衣装から着替えてんだよ」 

快斗「家に帰る時は着替えてねーと駄目だろ!」 

コナン「お、おう」

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 20:52:48 ID:l0hOw2rS0
コナン「それじゃあさっそく、APTX4869の解毒薬を飲むことにして…」 

快斗「飲んでどうする気だ?」 

コナン「大人の身体になって逃げるに決まってるだろ!!」 

快斗「メルモちゃんみてーな奴だな。別にオレは、名探偵が大きくても小さくてもどっちでもいーけど」 

コナン「ヤバイ、こいつキメェ」 

快斗「あ、ちなみに大きいとか小さいってのは、アレのサイズじゃないからな!」 

コナン「下品だな」 

コナン(とりあえず薬を飲むか!) 

グイッ 

コナン「キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!!!!!!!!」 

オレは工藤新一の身体に戻った。 

快斗「急に叫んだから何かと思った」 

新一「コナンの服のままだからピチピチだが、まーいいか」 

快斗「どうせ脱ぐしな」 

新一「脱がねーよ!元に戻ったなら、後は逃げるしかねー!!」ダダダッ

126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 20:54:49 ID:l0hOw2rS0
快斗「待て!その格好で逃げたらただの変質者だぞ!」 

新一「毎晩のように、珍妙な格好で外を出歩いてるお前に言われたくねーよ!」 

快斗「珍妙な格好とは、この怪盗キッド様に向かって失礼だな」グイッ 

新一「怪盗キッドが紐を引っ張ったら、上から網があああ!」バサッ 

灰原「状況説明的なセリフね」 

新一「灰原来てたのかよ!助けてくれ!」ジタバタ 

灰原「高校生男子が小学生女子に助けを求めている姿は、いかにも滑稽ね」 

新一「オメー中身は小学生じゃねーだろ!いいから早く網を取ってくれよ!」 

灰原「わかったわ。ここをこうして…あら?絡まってしまったわ」モソモソ 

快斗「違うって。それじゃもっと絡まるから、そこは下を通して…」 

灰原「こうすればいいのね」モソモソ

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 20:56:56 ID:l0hOw2rS0
快斗「それから、名探偵の両手首を一つにまとめて縛って…」 

灰原「こう?」キュッ 

快斗「足首と柱をロープで繋げて…」 

灰原「こうね」キュッ 

快斗「そうそう、それでいいぜ。これで網を取り去れば!」バッ 

灰原「工藤君の身動きが取れなくなってしまったわね」 

新一「何やってんだ灰原あああああ!!」 

灰原「大きな声を出さないで。近所迷惑よ」 

新一「オメーのやってる事はオレ迷惑だ!」 

灰原「それよりも早く始めて。私は隣の部屋へ行って、予め取り付けていた監視カメラで眺めているから」 

快斗「おう、わかったぜ!」 

灰原「監視カメラの映像は、工藤君受けを望んでいる探偵事務所のあの子の部屋にも流しておくわね」 

新一「蘭のことかーっ!!!!!生き地獄だ!やめろおおおお!!!」

130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 20:59:38 ID:l0hOw2rS0
快斗「それじゃあ名探偵、オレのポセイドンを飲み込んでくれ…!」 

新一「何言ってんだバーロー!!イデデデデデ!!この下手くそ!」 

快斗「ニャロォ!誰が下手くそだ!」 

白馬「後ろがガラ空きだよ、黒羽君…いや、怪盗キッド!」 

快斗「オレは怪盗キッドじゃな…つーか、オメーどこから入って来た!?」 

白馬「玄関の鍵が開いていたよ」 

快斗「不法侵入じゃねーか!」 

新一「灰原に甘んじて監視カメラをつけさせたオメーが言えた事かよ!」 

灰原(そもそも怪盗キッドが言えたセリフじゃないわね) 

白馬「それよりも、黒羽君」 

快斗「な、なんだよ」

131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:00:32 ID:A8BAIMsR0
ポセイドンwwwwアカンwww

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:01:39 ID:l0hOw2rS0
白馬「この間痛がらせてしまった事を反省して、ちゃんと勉強したんだ。今度は上手く行くはずだ!探偵だからね」 

快斗「やめろ!肛門科で治療したばっかりだから入れんな!それに探偵関係ねえ!」 

新一「オレにも被害が及ぶから、ヤるなら抜いてからにしろおおおおおお!」 

灰原(どう被害が及ぶのかしら?) 

白馬「黒羽君のミステリーに、ボクのホームズで潜入捜査だ!」 

快斗「何言ってんだあああ!んぎゃああああああああああああ!!」 

新一「やめろおおおおおおおお!!」 

バタンッ! 

服部「助けに来たで工藤!」 

新一「は、服部!助けに来てくれたのか!?この状況になったらオメーでも構わねえ!」 

快斗「オレも地味に助けて欲しいんだが…」

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:04:54 ID:l0hOw2rS0
服部「なんやお前ら、テトリス(凹凸)みたいな事になっとんなぁ~?」 

灰原「いえ、ムカデ人間の方が近いと思うわ」 

新一「灰原、余計な事言うな!誰かが検索しちまうだろ!」 

服部「ともかく、工藤は貰てくで」 

服部は、オレの足首と柱を?ぐロープを解いた。 

新一「サンキュ!さあ逃げるぞ、服部!」 

快斗「ちょっ!待っ!オレと白馬をこのままにして行くなよ!」 

白馬「今夜はたっぷりと貴方の身体に尋問させて頂きますよ、怪盗キッド。探偵ですからね」 

快斗「オレは怪盗キッドじゃないって言ってんだろ!ぎゃああああああああああああ!!」

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:06:55 ID:l0hOw2rS0
新一「まさかオメーに助けられるとはな。この間は『死ね』とか言って悪かったな」 

服部「そんな事気にしてへん。工藤のためや」 

新一「服部…」ジーン 

服部「今度は工藤がオレを掘ってくれたら、それでええんや」 

新一「死ね」 





その頃の蘭 

蘭「もぉー、コナン君ったら博士の家にもいないし、どこに行っちゃったのかしら…」 

蘭「あ、そうそう。阿笠博士から『コナン君がいない代わりに』なんて言われて、変なスイッチを渡されたんだっけ」 

ゴソゴソ 

蘭「『好きなだけ押してくれ』って言われたけど、無限プチプチみたいなものかしら?楽しそうだから沢山押しちゃおー」 

ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ 

蘭「ふう…飽きちゃった。あ、そうだ!和葉ちゃんとの合同誌の、新一と服部君がモブに監禁される本の原稿描こうっと♪」

140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:09:10 ID:/4nSnvq10
またカオスなことに……

141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:09:39 ID:l0hOw2rS0
新一「さあ、馬鹿な話してねーで探偵事務所に行くぞ」 

服部「探偵事務所の姉ちゃんに会いに行くんやな」 

新一「ああ。久々にこの姿で蘭に会えるぜ!」 

服部「ホモをカモフラージュするのも大変やなあ」 

新一「オレはホモじゃねえ!」 

キキィーッ!バタン!ドタドタドタッ! 

服部「な、なんや?」 

新一「ワゴン車から全身黒タイツの男が沢山降りてきた!」 

服部「アイツら毎週出てくる犯人や!」 

新一「何の事件の犯人だよ!」

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:12:31 ID:l0hOw2rS0
蘭「大変!何気なく窓の外を見たら、新一と服部君がモブに捕まって監禁されそうになってる!和葉ちゃんに連絡しなくちゃ!!!」 

新一「和葉じゃなくて、警察に連絡しろおおおおおお!」 

全身黒タイツの男達が、オレと服部をワゴン車へ引きずり込んだ。 

服部「何すんじゃボケ!離せ!オレを掘っていいのは工藤だけや!」 

新一「どさくさに紛れて何を言ってんだオメーは!」 

蘭「新一!同人誌のネタに協力してくれてありがとう!後でたっぷり話を聞かせてね!」 

新一「蘭ああああああぁぁぁん!!!!」 

バタンッ!ブロロロロッ…

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:14:37 ID:l0hOw2rS0
監禁されている最中に江戸川コナンに戻ったオレは、尻を押さえながら帰って来た。 

コナン(まったく…。服部を犠牲にしたせいで、なんとか逃げられたぜ…) 

コナン(そして更に、服部のお陰でマイルがどんどん貯まって行くわけだが)シャコーンシャコーン 

コナン(でも、マイルが貯まったところでなぁ…。無駄スイッチを押しても、この間の二の舞になる気がするぜ。ハァ…) 

阿笠「待たせたな、新一」 

コナン「博士!?」 

阿笠「今度こそ“新一の望みを一つだけ叶えるスイッチ”が出来たぞい」 

コナン「最初から作っとけよ!マイルも十分に貯まったし、押すか!」 

阿笠「待て、新一。いいのか?」 

コナン「な、なんだよ。気になる止め方すんなよ。いいに決まってんだろ」 

阿笠「望みを叶える…ということは、蘭君が全裸で新一に抱きつくスイッチにする事も可能という事じゃ!」 

コナン「なにっ!?」

148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:17:31 ID:l0hOw2rS0
コナン(どうする?世界を元に戻すか、全裸の蘭に抱きついてもらうか、コイツは究極の選択だぜ!) 

コナン「ち、ちょっと待ってくれ。今考えるから」 

灰原「そこで欲望を天秤に掛けるから、後で悲惨な目に遭うんじゃないかしら」 

コナン「バ、バーロー!欲望を天秤になんて掛けてねーよ!」 

灰原「はいはい」 

コナン「よし!決めたぜ、オレは……」 

阿笠「おおっと、足が滑った!」 

ポチッ 

コナン「は?」 

阿笠「すまん新一…。今押してしまったせいで、お前が直前に口にした願いが叶えられてしまったぞ」 

コナン「待ってくれよ!オレ、願い事なんてしてねーぞ!」

150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:20:35 ID:l0hOw2rS0
灰原「たぶん『ちょっと待ってくれ』が願い事として受理されたのね」 

コナン「そんなのアリかよ!」 

灰原「アリよ。あなたの願い通り、私達はちょっと待ってあげるわ」 

阿笠「ちょっと待ったぞ、新一」 

コナン「どこのアメジョだよふざけんなあああああ!!」 

蘭「コナンくーん、晩御飯の時間よ。帰ってらっしゃーい」 

コナン「は、はーい、蘭姉ちゃん…」 

コナン(くそっ、また地道にマイルを貯めるしかねえのか) 

蘭「ねえコナン君、ご飯食べたら原稿手伝ってね!すごいアイディアがどんどん湧いてくるのよ!」 

阿笠「そういえば腐女子スイッチは蘭君に渡したままじゃったのう」 

コナン「」 

灰原「マイルが貯まるのが先か、工藤君が壊れるのが先かが見ものね」 

コナン「ちっくしょおおおおおお!!!!!」

151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:21:06 ID:l0hOw2rS0
─エンディング─ 
『BUTTERFLY/いま逢いたくて…』 
歌・作詞・作曲:DAIGO(姉が腐女子)

152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:21:43 ID:gykOJe8o0
なんでコナンSSはマジキチなんだよ 
そうじゃないといけない法律でもあるのかよ

154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:23:32 ID:yH8O1b0e0
>>152 
マジキチっぽいが今回のは筋道は立ってる気がした 
(気がするだけ)

155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:23:42 ID:l0hOw2rS0
──数日後。 

あれから血の涙を流しながらもマイルを貯めたオレは、望みを叶えるスイッチで世界を元に戻した。 

コナン(欲を出すとロクな目に遭わないからな…。今度は迷わず願いをかけたぜ) 

歩美「哀ちゃん!今度の日曜日、一緒に買い物に行かない?」 

灰原「いいわよ」 

元太「なんだよ、オレ達は除け者かよ~」 

歩美「たまには女の子だけで遊んでもいいでしょ?」 

コナン(歩美が無事に戻って来て、本当に良かったなあ。結局、光彦の命は戻って来なかったが) 

蘭「コナンくーん!」タタタッ… 

コナン「ん?」

157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:25:43 ID:l0hOw2rS0
蘭「はあ、はあっ…。今日は病院に行く日でしょ?早く帰って来ないと駄目じゃない!」 

コナン「ちょ、ちょっと待ってよ蘭姉ちゃん!みんなの前でその話は!!」アタフタ 

歩美「コナン君、どこか悪いの?」 

コナン「大した事ねーから気にすんな!蘭姉ちゃん早く行こう!!」 

蘭「ちょっと、引っ張らないでよ~」 

灰原(病院…。またこのオチなのね…) 

こうしてオレと蘭は肛門科へと向かった。 

身体の傷はもうすぐ癒えそうだが、心の傷が癒えるのはいつになるのだろう…。 

【おわり】

158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:26:18 ID:+LhZA/qGi
長編乙 
読みごたえあったは

159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:26:28 ID:/4nSnvq10
おい、快斗はどうなったんだ

160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:26:39 ID:7TY8fj5q0
乙 
光彦が死んで本当に良かった

168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:30:52 ID:bPvfpUTJi
で、実際腐女子は喜んだのか?

170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:34:13 ID:uJ3zZ7vti
>>168 
ごめん、喜んだ……

163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:27:45 ID:l0hOw2rS0
高木「Next Conan's HINT!!!!!!!!」 

『百合ヲタを喜ばせるスイッチ』ピーポーピーポーピーポー 

コナン「次回は灰原と歩美が!?」 

歩美「歩美、哀ちゃんのことだーいすき」 

灰原「私もよ、吉田さん」 

コナン「マジか」

166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:29:00 ID:3dYR2t9xi
まだ何かあった

167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/03/01 21:29:36 ID:7TY8fj5q0
やっと百合か

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コメント

 コメント一覧 (6)

    • 1. 名無しさん
    • 2014年03月27日 00:56
    • 後編キター(°∀°)!!
    • 2. 名無しさん
    • 2014年06月07日 02:39
    • 丁寧なSSだった SS量減ってるっていうのにこんな良作が投下されるなんて息長いなほんと
    • 3. 名無しさん
    • 2014年10月28日 23:11
    • メルモちゃんにワロタw
    • 4. 
    • 2015年02月18日 01:00
    • すごい面白かった。
      ジンはウォッカに慰めてもらやいんでね
    • 5. あ
    • 2016年04月26日 05:03
    • 百合回はよ
    • 6. にゃん太郎
    • 2021年12月08日 18:49
    • 始終ニヤけてたゴチです

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